今日買ったパクリシューズからの考察

今日僕は、amazonで白スニーカーを買いました。どんなスニーカーかというとですね・・・

 

スタンスミスにそっくりすぎるスニーカーですね。

 

最近、白スニーカーを探していて、adidasがいいなあと思ってて、スーパースターかスタンスミスかneoのやつで迷ってまして、スーパースターとスタンスミスは一万近くするし、neoで妥協しようか迷っていたんす。だけども・・・あるアパレル店にセール時に服を買いに行った時、そこにスタンスミスがありまして、試し履きさせてもらったねん。そこでスタンスミスのとりこになってしまいまして、さらに、そこの店員さんに、スーパースターとスタンスミスのつくりとかなんやらの違いってなんすかと聞いたら、特上の答えが返ってきまして、その靴が開発される起源から説明してくださりまして、それで、スーパースターとスタンスミスの靴が異常に欲しくなりました。

この時、ふと、ファッションが本当に大好きで知識もめちゃ持ってるようなこういうアパレル店員さんは、ぜひとも人工知能服屋店員とは入れ替わって欲しくはないなと思いました。が、まぁそれは今はおいといて・・・

 

で、今日、河原町の美容院に行きがてら、ABCMARTでもろもろ白スニーカー試し履きしました。で、やっぱスタンスミスかなあ思ったんです。あまり実店舗で買う気はなくて、zozoとかAmazonで、ここより安く買えないかな〜て調べてたら、そこで三千円もしないスタンスミスばり似の靴を発見したんです。これを見つけた時は衝撃的でした。あの、スタンスミスおじさんの顔もなかなか似てるし、ぱっと見ではこれがスタンスミスではないとは気づかないでしょう。スタンスミスは本革を使用しているとはいえ、それでも、このパクリ製品は安すぎます。家で、本物買うかパクリもの買うか決めよ思って、帰宅して、数分でアマゾンでパクリもの買いました。もはや白スニーカーならなんでもいいし、普通の白スニーカーよりもさらに安いし、履き心地とかの評価もかなり良かったし、実用性においては全く問題なさそうだし、あと、白スニーカーは汚れすがすぐ着いて目立ちやすいし、ボツになりやすいから、大学生でなかなかお金に余裕がない僕としては、白スニーカーにお金をかけるのは得策じゃないかなとか思って、結局そっちを選びました。

 

がしかし、なぜか、やっぱキャンセルしよかなーと思うくらい、購入したあと、もやもやした感情がありました。あからさまなパクリシューズを買うよりは、せめてパクリ要素のない、フツーの無地の白スニーカーを買えばよかったかな〜とか思ったりするんです。というのも、中国のパクリドラえもんとかを思い出して、パクリってことが罪悪感を生んでるんです。アディダスの職員さんが、スタンスミスの顔写真その他もろもろのデザインアイデアを頑張って練り上げて作ったその努力の賜物作品をパクって安い価格で売り、金儲けをしている会社にお金を振り込んでしまったぁ〜的な感情です。これは、パクリ業界に対するマイナス感情です。

 

がしかし、今現在の自分は靴が届くのを楽しみにしてるし、(初めてパクリ商品を買って、どんなクゥオリティーなのか気になる好奇心も相まって)正直コストパフォーマンス的に、買ってよかった〜と思っている未来しか見えないです。

 

そこで、パクリ業界を自分に都合のいいように今ここで肯定化し、このもやもやを取り払ってみたいと思います。

 

とにかくひたすら、パクリ商品のメリットを挙げてみたいと思います。何と言っても安い。だから、低所得者、学生、そこまでファッションにお金はかけたくないけど、ダサいのは嫌だと思ってる人にとってはとても嬉しいものです。憧れのデザインをパクリであっても身につければ、心が満たされ幸せな気分に時としてさせてくれます。また、パクリ商品が存在することによって、本物の商品の価値というのも、改めて考えさせてくれます。例えば、偽物と本物で、7000円の差があったとして、本当に本物はその7000円の差を埋めるだけの価値を兼ね備えているのか、ということです。おそらく、世の中には、物の実用性においての価値、というよりは、高いブランドものを持っている、という優越感に価値を見出している人もいるかと思いますが、最近の、「高いものを(無駄に)持つのはダサい」てきな風潮からすると、もはやそのブランド力というもの自体には、それほどの価値を見出すのは不可能でしょう。となると、やはり、最も大事なのは実用性です。偽物は常に我々にものの価値基準というものについて問いかけてきます。

パクリ商品で喜ぶ人がいるのなら人が死ぬわけでもないし、もう良くね?と短絡的に考えることはできないけども、ちょっちゅお高めの高性能なものが、庶民的な立場にたって必要な高性能部分だけを残して低コストで売る完全パクリではないけども、そこからアイデアをもらってくる企業ってのはいくらでもあると思うし、ファッション業界においては有名ブランドでも、そんなことは当たり前のように行われているのではないでしょうか。それに、こうやって、より必要なものだけが世の中に残っていき、そのおかげで物に見合った値が適切に時間をかけて付けられていくのではないでしょうか。そう考えると、なんとなくパクリは一概に悪だとは言えません。

 

そして・・・さっき発見したのですがですが、僕が買ったやつよりは少し高めではありましたが、あの有名靴会社のVANSもadidasのシューズにそっくりなスニーカーを売っていました。これを、見つけた時、一気に僕のもやもやは一瞬で吹き飛んだので、

バイバイきん。